【高橋理明(たかはしみちあき)博士生誕 94 周年#GoogleDoodle】ロゴを作ったのは木内達朗(きうちたつろう)さん!Doodle の表示地域は?水痘ワクチン開発の偉業を分かりやすく解説!!BIKEN2022年2月17日

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 今日のgoogle doodle(グーグル特殊ロゴ)は高橋理明(たかはしみちあき)博士生誕 94 周年記念バージョンですね。ロゴをクリックすると、高橋理明さんの検索結果に飛ぶようになっています。

【簡単解説】高橋理明博士(BIKEN)ってどんな人物?


高橋理明は1928年の今日2月17日に、大阪で生まれました。大阪大学で医学博士号を取得し、1959年に大阪大学微生物病研究所に入所しました。麻疹ウイルスやポリオウイルスの研究を行った後、1963年にアメリカのベイラー大学に研究員として赴任しました。この時、息子が水疱瘡(みずぼうそう)を発症したことがきっかけで、高橋博士は感染力の強い水疱瘡対策に力を入れるようになりました。

1965年に帰国した高橋博士は、「生きているけれど弱った」水疱瘡ウイルスを、動物や人間の組織で培養し始めました。そして1974年、高橋博士は水疱瘡の原因となる水痘ウイルスを標的とした世界初のワクチンを開発しました。その後、免疫不全患者を対象とした厳格な試験で高い効果が確認され、1986年には大阪大学微生物病研究所が、世界保健機関(WHO)から唯一承認された水痘ワクチンとして国内での展開を開始したのです。

高橋先生が発明した命を救うワクチンは、すぐに80カ国以上で販売されるようになり、1994年には大阪大学微生物病研究所の所長に就任し、定年退職を迎えました。高橋博士の革新的な技術のおかげで、毎年何百万人もの水疱瘡患者が予防されています。

博士は2013年に亡くなりました。

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【ロゴを描いたのは木内達朗(きうちたつろう)氏】

https://tatsurokiuchi.com/

☆木内氏は、東京を拠点とするアーティストです。今回のロゴは、水疱瘡のワクチンを初めて開発した日本のウイルス学者、高橋博士を称える内容になっています。水疱瘡(みずぼうそう)を研究し、ワクチンを女の子に打っている様子、そして博士のワクチンの結果、水痘になる人が激減したことを表すグラフが描かれています。

<木内達朗さんのインタビュー>

Q. 今回のテーマが木内さんにとって意義深いものであった理由は?
A. ワクチンが伝染病を克服し、世界を変えることができることを知ることができました。

Q. このDoodleの仕事の話が来たとき、最初にどう思いましたか?
A.「高橋理明さんって誰?」私はこの方を存じ上げませんでした。

【doodle表示地域は?】
hyouji

青色の国で表示されています。恐らくこれらの国は、特に水痘ワクチンに救われた国々でしょう!

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