北京五輪・女子フィギュアスケート、ロシア人3選手はアンナ・シェルバコワが金メダル、アレクサンドラ・トルソワが銀メダル、そして渦中のカミラ・ワリエワは4位という結果に終わりました。

前回の平昌五輪での、金(ザギトワ)、銀(メドベージェワ)と同様にロシア勢はやはり強いですね。

ところで、この5選手に共通するのは、フィギュアスケーターという他に、いずれも名字が~~~ワと「ワ」で終わることです。

なぜ、ロシア人女性の苗字に「~~~ワ」が多いのかというのは、ロシア語の文法が関係しています。ロシアでは名字の語尾が男女で変わるのです。例えば、ロシアでも数多い「Ivanov(イワノフ)」という苗字ですが、同じ家族でも女性であれば語尾に「a」がついて「Ivanova(イワノワ)」となるのです。

したがって、カミラ・ワリエワに男兄弟がいるのかは知りませんが、もしいるとすれば彼の苗字は「Valiev(ワリエフ)」となるのです。現大統領のプーチン(Putin)であれば家族の女性は「Putina(プーチナ)」です。他にも「~~~スキー(男性)」に対する「~~~スカヤ(女性)」のような例も存在します。