10月9日(アメリカ時間)、ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチ、タイソン・フューリーvsデオンテイ・ワイルダーが行われました。結果は周知の通り、11ラウンドTKOでフューリーが勝利し、タイトルを防衛しました。今年のベストマッチ決定という声が既にあがっているほどの好試合に米国メディアも大興奮。その中のひとつESPN DEPORTESで興味深い記事を見つけました。それが、

” Tyson Fury: ¿En qué lugar de la historia de los pesos pesados se encuentra tras su trilogía ante Wilder? ”
「タイソン・フューリーは、ワイルダーとの3試合を経て、ヘビー級史上のどこに位置づけられるのか」
ss

という記事です。モハメド・アリ、マイク・タイソンといった偉大なチャンピオンたちと比べ、フューリーの現在地は、という内容ですが、この記事の中から面白い、使えると思ったワード、フレーズを取り上げていこうと思います。

 El peleador británico, conocido como el Gypsy King, fulminó por nocaut técnico a Wilder en el segundo pleito, luego de un controvertido empate en el primero.
「ジプシーキングの愛称で知られる英国人ボクサーは、第一戦目で引き分けた後の二戦目においてTKOでワイルダーを沈め爆発した」

はい、スペイン語でノックアウトはnocautと、英語のknock outをスペイン語読みしたワードを使用します。「KOする」という動詞もnoquearという単語が使用されています。ボクシングに限らず、スポーツ用語にはこうした英単語からの転用はよく見られますね。あと、スポーツ用語ではないですが、trilogía「三部作」というワードが存在していることも面白いですね。

(参照)
Tyson Fury: ¿En qué lugar de la historia de los pesos pesados se encuentra tras su trilogía ante Wilder?  https://espndeportes.espn.com/boxeo/nota/_/id/9344094/tyson-fury-campeon-lineal-boxeo-deontay-wilder