エイプリルフール:英語ではApril fool(4月バカ); April Fool's Day; April Fools' Day (4月バカの日)
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4月1日はエイプリルフール(April Fool's Day)です。この日は、なぜか平気でウソをつくことが許されていますよね。さて、皆さんはどうして毎年4月1日がエイプリル・フール(April Fool's Day)と呼ばれ、ウソをつく風習が一般化されたのだと思いますか?今回は、エイプリルフールの意味や由来、そして起源をご紹介しましょう!

【エイプリルフールの由来・起源】超有名どころ3説

<説1>
時は16世紀。フランスでは年の始まりが4月1日で、その日には多くの国民がパーティーやダンスをして新年のお祝いをしていました。ところが1562年、ローマ法王グレゴリー13世がグレゴリー暦を採用すると、新年が1月1日に変わってしまいます。しかし、フランス全国民にこのニュースが伝わらず、暦が変更された後も、4月1日を新年と信じる人たちが相変わらず新年のお祝いをしていました。そして、そんな人々のことを「エイプリル・フールズ(4月バカ)」と呼んだわけです。

<説2>
4月1日は、フランスでは'Poisson d’Avril'(ポワソン・ダブリル:4月の魚)と呼ばれています。これは、4月にフランスで魚がとれることが滅多にないため、「あり得ないもの」という意味合いがあると言われています。(逆に魚が「馬鹿になるほどとれるから」という説もあり)4月1日になると、フランスの子供たちは、紙で作った魚を友達の背中に貼り付けてからかいあいます。紙でできた魚が背中についている子どもを見ると「Poisson d’Avril」と大声で叫んで馬鹿にするのです!

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<説3>Wiki Pediaより
その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた。しかし、シャルル9世はこの事態に対して非常に憤慨し、町で「嘘の新年」を祝っていた人々を逮捕し、片っ端から処刑してしまう。処刑された人々の中には、まだ13歳だった少女までもが含まれていた。フランスの人々は、この事件に非常にショックを受け、フランス王への抗議と、この事件を忘れないために、その後も毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていった。これがエイプリルフールの始まりである。

[4/1にまつわるフランスのEPSONコマーシャル]

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とあるサラリーマンが、歩行中生臭いにおいを感じ自分の身の周りを確かめてみる。ところが何もなく、また歩き始める。そのサラリーマンの背中には、本物と見間違えてしまう程よく写った(コピーされた)魚が貼ってあった、、、というコマーシャル。



【嘘をつけるのは午前中まで?エイプリル・フールのルール】

★ウソをつけるのは午前中まで。
→このルールは、イギリスで5月29日に祝われる王政復古記念日、Oak apple day(オークアップルデー)に由来すると言われています。当日はOak(樫)の実や葉っぱを上着のボタンなどに刺して、国王に忠誠を誓うという習慣があります。 オークアップルを身に付けていないと、国王に対する忠誠心がないと責められますが、それは午前中までで、午後には外すことが許されるというルールが、エイプリル・フールに使われたということです。

★ウソをつかれた相手は、笑って許してあげる。

★相手が傷ついたり、相手に損害を与えるウソはついてはいけない。