【東海林を「しょうじ」さんと呼ぶ理由はなぜ?】庄司(しょうじ)さんが原因?一方山形では「とうかいりん」さんがノーマル?

 最近人名の"東海林"を「しょうじ」と読むか「とうかいりん」と読むかで論争?が巻き起こっています。
★「病院で"とうかいりんさん”って呼ばれていたので『しょうじだよ!』って頭の中でツッこみを入れていた私」
とか
☆上司がずっと「とうかいりんさん」って言ってて、多分「東海林さん」やけど、それって「しょうじさん」じゃないんかなって気になってた今日のお仕事。
というツイートもあれば、知恵袋界隈にいたっては

東海林。これを「とうかいりん」と読んで親に馬鹿にされました。初めて読みを知り、これを最初から読み間違えない人はいないことを確信し、一度の間違いは許容されるべきだと思います。そう思いませんか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14256868944

親に馬鹿にされる少年Aまで登場する始末です・・・。

<<しかし>>

実は山形県では、東海林を「しょうじ」でなく「とうかいりん」と読むのがメジャーという山形県民の方が複数現れ、山形県民以外の方に驚きが広がっています


★山形県の公式ツイッターでは以前こんなツイートをしていました!


★とうかいりんの日なるものまであったとは!


★ふつーに「とうかいりん」と言っていると変な目で見られるというかわいそうな山形県民・・・



【なぜ東海林をしょうじと読むようになったの?】

それでは、何故多くの日本人が東海林を「とうかいりん」ではなく「しょうじ」と読むようになったのか?これにはいくつかの諸説があります。

★昔、山形に東海林(とうかいりん)という地名があり、それを姓として名乗る人たちが存在。その一部が荘司(しょうじ)という役職であり、他県に移ったとき、いつしか役職の「しょうじ」が広まったとされています。[山形県のツイートより]

★荘園の管理をする「庄司(しょうじ)」をつとめた「東海林(トウカイリン)」氏が漢字を変えずにそのまま「ショウジ」を名字としたとの説。

★『日本国語大辞典 第二版 7』(小学館 2001)
p124 「しょうじ(庄司・庄子・東海林・荘司・正司)姓氏の一つ」
『宮城県姓氏家系大辞典』(角川書店 1994)
p713 「庄子」の項に、東海林の一族は、最上・村山(以上山形県)に分布。(中略)もと同家は東海林を称したが、伊達忠宗の黒印状に庄子とあったことから庄子を称したという。」との記述あり。
[レファレンス共同データより]https://crd.ndl.go.jp/reference/

色々な説があるにせよ、どうも
「東海林」
と言う名前の発祥の地は山形にあるようですね!