漢字「鯑」は「カズノコ」と読みます。この漢字は、魚偏に「希」という字を組み合わせたもので、会意文字としての解釈があります。「希」には「細かい」という意味があるとされています。また、「鯑」はニシンの卵を指し、その粒の多さから「数の子」という当て字で表記されることもあります。


「鯑」の由来には複数の説があります。一つは、ニシンの卵を乾燥させて作られることから、「乾かす」という意味を持つ「晞」という漢字の省略形である「希」が使われるようになったという説です。もう一つは、子孫繁栄を願う食べ物としての意味から、「希う(乞い願う)」という意味を持った「希」という漢字が当てられたという説もあります。

kazunoko



なお、「鯑」はおせち料理などで縁起物として利用されることが多く、子孫繁栄や子沢山を願う食べ物としての意味合いも持っています。また、ニシンの卵が訛って「かずのこ」と呼ばれるようになったという説もあります。


☆カズノコを英語で言うと?

カズノコ(数の子)は、日本料理においてよく使われる食材で、英語では "herring roe"(ニシンの卵)と呼ばれます。これはニシンの未受精の卵で、塩漬けにして食べられます。カズノコはその固有の食感と、海の味がする塩っぽさで知られています。

herring_roe



料理においては、カズノコはしばしばおせち料理などの伝統的な日本の祝い事の料理に用いられます。その食感はプチプチとしていて、独特の歯ごたえがあります。色は黄金色からオレンジがかった黄色で、光沢があります。

カズノコは栄養価も高く、特に高いタンパク質とオメガ3脂肪酸を含んでいます。これらの栄養素は心臓の健康や脳の機能に良いとされています。ただし、塩分が高いため、食べ過ぎには注意が必要です。

日本の文化では、カズノコは豊穣や子孫繁栄の象徴とされており、特に新年のお祝いには欠かせない食材とされています。