29日、甲子園の阪神―巨人戦で、阪神の森下翔太外野手が七回に死球を受けて負傷交代しました。巨人の3番手・赤星優志投手が投じた内角高めの球が、避けようとした森下の左手付近に直撃。打席に倒れ込み、場内は悲鳴と大ブーイングに包まれました。












連覇がかかる首位攻防の只中で、本塁打王争いの中心選手が倒れた瞬間です。Xでは「森下大丈夫?」「この大事な時期に何してくれとんじゃ」と動画付きの投稿が急拡散。わざとではないという声と、巨人の与死球の多さ・当たり所への怒りが同時に飛び交っています。





【動画】倒れた瞬間が拡散

最も広がった映像の一つが、さかもとさん(@HT_Tigers)の投稿です。「この大事な時期に何してくれとんじゃボケ 森下翔太 デッドボール」との文言とともに、死球の瞬間が添えられ、13万表示超、引用も多数になっています。

デイリースポーツによると、七回1死、カウント2−2からの投球が内角高めへ。森下は避けようとしたが左手付近に当たり、その場に倒れ込んだ。トレーナーが駆けつけるもすぐには立てず、ベンチで治療のあと代走・福島圭音が送られた。代走コールのたびにブーイングが再燃し、スタンドでは両軍ファンの口論・けんかも報じられています。

「骨折してないといい」不安が先行

試合直後の公式診断は本稿時点では出ていません。それでもXの第一声は「手首」「骨折」「長期離脱」です。森下は今季、本塁打リーグトップ級(8月下旬時点で31本)で、打線の核です。優勝争いの終盤に主砲を欠く想像が、虎党の焦りを増幅しています。

6月にも右手首付近の死球で病院直行し「右手首の打撲、骨に異常なし」と診断された経緯があります。近本光司が同様の手首死球で骨折離脱した記憶も重なり、「またか」と「今度こそ骨では」が同時に走りました。

批判側「大事な時期に当てるな」

阪神ファン側の論点は明確です。優勝争いの直接対決で、しかも内角高め。死球自体は試合の一部でも、当たり所と「立ち上がれない時間」が怒りを正当化している、という空気です。

巨人公式が六回終了時点で「赤星が二死三塁を無失点で切り抜ける」と投稿した直後の七回だったこともあり、公式アカウントへの返信で「ライバルが連覇のかかっているのに、選手生命を奪うような投手をなぜ出した」と詰め寄る声も出ています。

「森下クラスのスターが読売にいないだろ」「デッドボール論議を巨人ファンとやりたくない。わざとじゃないのは分かるが、長期離脱になったらどうしてくれる」—— rival 戦特有の、勝ち負けより戦力喪失を恐れる声が目立ちます。

擁護・抑制側「わざとではない」「謝っている」

巨人ファンや中立寄りの投稿は、意図的な死球ではない点を強調します。赤星は降板してベンチに下がる際、阪神ベンチへ頭を下げて謝罪した、との目撃が複数あります。乱闘に発展しなかった理由として「当てた後の対応」を挙げる人もいます。




一方で「避けるのが下手」「あんな当たり方はおかしい」と打者側の体勢を指摘する巨人ファン投稿も出ました。引用で「森下が嫌いだから離脱して嬉しい、で伝わります」と切り返す虎党もおり、死球そのものよりファン同士の温度差が炎上の燃料になっています。

「デッドボールは事故と同じ。わざとじゃないから仕方ない、は通用しない。でも今は両チームとも森下の無事を祈ろう」——この整理が、いちばん多くの人が飲み込める線です。





なぜ森下の死球はいつも騒がれるのか

森下はキャリアを通じて死球が多い打者です。2024・2025年は12個でリーグ最多、今季も序盤からリーグ上位を独走してきました。踏み込むフォームで体正面の“壁”が薄く、手首・肘・背中に当たりやすい、と指摘されてきました。

巨人戦に限っても、8月13日の東京ドームでは西舘勇陽の初球が背中に当たり、藤川球児監督がベンチを飛び出して抗議しています。与死球が多い巨人と、死球を受けやすい森下の組み合わせは、今季何度も甲子園・東京Dを騒がせています。

だから「またか」で済む人と、「この時期のこの箇所は別問題」と言う人が割れます。賛否の本質は、赤星個人の悪意の有無というより、優勝争いで核打者の手が止まったことです。

試合の流れと、これから

死球時点のスコアは巨人0−阪神3。その後、代走の福島が生還して4−0になったとの速報や、赤星降板の報告がXに流れています。勝敗と別に、森下が翌日出られるかどうかが最大の焦点です。

6月の右手首死球のときは当日中に病院で「打撲、骨異常なし」と発表されました。今回も同様の検査が入る可能性が高く、公式発表前に「骨折確定」と書くのは早計です。痛い倒れ方と、左手(あるいは手首付近)という箇所だけは事実として共有されています。

虎党の本音はシンプルです。動画を何度も見なくていい。検査結果を待って、森下が普通にバットを振れること。連覇の最終盤に、主砲の手が無事であること。それが今夜いちばん欲しい情報です。