2026年8月23日午前2時00分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生しました。最大震度5弱を茨城県・埼玉県・千葉県・東京都で観測し、緊急地震速報で多くの人が目を覚ましました。

気象庁によると、震源の深さは約68〜70キロメートル、発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で起きた自然地震とされています。

しかし地震直後からX上で「人工地震だ」という投稿が相次ぎ、特にバズったものが話題になりました。一方で「そんなことはない」と明確に否定する声も上がっています。双方の投稿をしっかり載せます。

「人工地震だ」とバズった投稿たち

発生直後から「完全に人工地震だ」と断言する投稿が拡散しました。震源が我が家の真下だったという投稿や、緯度経度を調べて筑波大学付近だと指摘する投稿が特に注目を集めました。

投稿時間の早さを問題視する声もありました。「地震発生から1分も経たないうちに複数のポストが出るのはおかしい」「政府は事前に知っていたのでは」といった指摘です。

震源がつくば市付近であることから「筑波大学や研究機関の実験ではないか」という投稿も複数見られ、一定の拡散力を持っていました。

「そんなことはない」と否定する投稿たち

一方で、人工地震説を明確に否定する声も少なくありません。深さ70キロメートルという点が最大の根拠になっています。

「震源の深さ70kmで人工地震は無理だろう。10kmならワンチャン疑ってもいいかもしれないが」といった指摘も見られました。現在の技術では地下70キロメートルまで到達して爆発を起こすことは不可能で、仮にできたとしても波形や前兆が全く異なるというのが専門家の見解です。

茨城県南部はもともと地震活動が活発な地域で、過去にも同規模の地震が繰り返されています。投稿の速さについても、緊急地震速報システムや防災アカウントの自動配信機能が整備されているため、発生直後に情報が拡散されるのは通常の運用です。

科学が示した結論

人工地震説の根拠として挙げられた「投稿の速さ」「震源位置」「タイミング」は、いずれも自然地震でも十分に説明可能です。深さ70キロメートルという深さは、人間が意図的に破壊を起こせる範囲を大きく超えています。核実験でさえ地表付近の揺れにとどまり、今回のようなプレート境界型の波形とは異なります。

気象庁の発震機構解や過去の活動履歴からも、今回の地震は自然なプレート運動によるものと判断されています。人工地震という言葉自体は探査目的の小規模な爆発を指す専門用語として存在しますが、震度5弱クラスの地震を意図的に引き起こす技術は現時点で存在しません。

被害状況は軽傷者が複数報告された程度で、大規模な倒壊は確認されていません。気象庁は今後1週間程度、特に2〜3日は同程度の揺れに注意するよう呼びかけています。