1997年に阪神タイガースに在籍し、「神のお告げ」というあまりにも有名な言葉を残してわずか7試合で退団した伝説の助っ人外国人、マイク・グリーンウェル氏が死去したことがわかった。62歳だった。

古巣のボストン・レッドソックスが公式に発表しており、多くのファンから追悼の声が寄せられている。




✅ 訃報の概要

  • 氏名: マイク・グリーンウェル氏
  • 享年: 62歳
  • 死因: がん闘病の末(甲状腺がん)
  • 発表: MLBボストン・レッドソックスが公式に発表し、哀悼の意を表明

そもそもグリーンウェルってどんな選手だったの?









若い野球ファンは知らないかもしれないが、グリーンウェル氏は当時の野球界を揺るがした超大物助っ人だったんだ。

メジャーでの実績がガチでヤバい
レッドソックス一筋でプレーし、球団の殿堂入りも果たしているレジェンド。愛称は「ゲイター」。オールスターにも選出され、MVP投票で2位になったこともあるガチのスター選手だった。

鳴り物入りで阪神に入団! しかし…
1997年、そんな大物がなんと阪神タイガースに入団!
年俸は**当時球団史上最高の3億5000万円(推定)**とも言われ、ファンは「これで優勝や!」と熱狂した。

しかし、キャンプ中にビジネスで一時帰国したり、腰痛で再来日が遅れたりと、開幕から不穏な空気が…。

そして、運命の日が訪れる。

伝説の「神のお告げ」事件
出場わずか7試合目、巨人戦で自打球を右足の甲に当てて骨折。
普通なら「治療に専念します」となるところだが、グリーンウェル氏は違った。

緊急会見を開き、まさかの一言。

「野球をやめろという神のお告げだろう」

この言葉を残し、電撃退団&現役引退。
あまりに衝撃的な展開に、阪神ファンだけでなく日本中の野球ファンが度肝を抜かれた。

輝かしいMLB成績と、あまりにも対照的な阪神での成績

彼のキャリアを分かりやすく表で見てみよう。このギャップがすごい…。

カテゴリボストン・レッドソックス (MLB)阪神タイガース (NPB)
在籍期間1985年 - 1996年1997年
試合数1269試合7試合
打率.303.231
本塁打130本0本
打点726打点5打点
主な実績殿堂入り、オールスター選出、MVP投票2位神のお告げ

なお、引退後は実業家として大成功。
NASCARに関わったり、ゼネコン会社や遊園地を経営したりと、野球以外でもとんでもない才能を発揮していた模様。


ネットの反応

「マジかよ…まだ62歳は若すぎるだろ…」

「ご冥福をお祈りします。色々言われたけど、記憶に残る選手だった」

「神のお告げはネタにされがちだけど、メジャーでの成績見たら本当に凄い選手だったんだよな」

「年俸3.5億で7試合、自打球骨折からの『神のお告げ』。コスパとかじゃなく、もはや芸術の域」

「阪神ファンとしては忘れられない助っ人ナンバーワンだわ…」

「レッドソックスのレジェンドが、日本ではこんな形で有名になってるの面白いよな」

「衝撃的だったけど、嫌いになれない選手だった。安らかに」


色々とお騒がせな選手ではあったが、これほどまでにファンの記憶に深く刻まれた助っ人も珍しい。
日本でのプレーは短かったが、その輝かしいメジャーでのキャリアと、あまりにも鮮烈な引き際に、改めて敬意を表したい。

心よりご冥福をお祈りいたします。