またしてもSNSが絡んだ悲しいニュースが飛び込んできた…。
米ニューヨークで、TikTokなどのSNSで再生数を稼ぐために流行している危険行為「地下鉄サーフィン」に興じていたとみられる少女2人が死亡した。
✅ 今回の事件のヤバいポイント
- 被害者は15歳と18歳の少女、あまりにも若すぎる悲劇
- 深夜、走行中の地下鉄車両の屋根の上で意識不明の状態で発見
- 原因はSNSで「いいね」を稼ぐための危険な動画投稿が目的か
- この行為による死者は2022年以降でなんと16人に
深夜のニューヨークで起きた悲劇
事件が起きたのは、10月4日の深夜から5日の未明にかけて。場所は米ニューヨーク市ブルックリンの地下鉄駅だ。
通報を受けて駆け付けたニューヨーク市警察(NYPD)が発見したのは、走行中の車両の屋根の上で意識不明で倒れている2人の少女。1人は15歳、もう1人は18歳だった。2人はすぐに病院へ搬送されたが、残念ながら死亡が確認された。
警察は、2人が走行中の車両の屋根に登る危険行為「地下鉄サーフィン」の最中に、何らかの障害物に頭などを強打したか、バランスを崩して転落した可能性が高いとみて捜査を進めている。
なぜ若者は「地下鉄サーフィン」に手を出すのか?
地下鉄サーフィン、想像よりヤバすぎるな・・・
— 激バズ3rd (@gekibnews) October 5, 2025
>「地下鉄サーフィン」中の事故か、10代の少女2人が駅で死亡
pic.twitter.com/kYJbmC9aFa
「地下鉄サーフィン」の説明が記事に少ないので知らない人もいるかと思いますが、SNSに煽られてこれをやるバカがアメリカ中で大量発生してるんです https://t.co/eb6d0HkMOr pic.twitter.com/juQnjwEYU4
— CDB@初書籍発売中! (@C4Dbeginner) October 5, 2025
日本の方には信じられないと思いますが、残念なことにNYでは「地下鉄サーフィン」なる行為が繰り返し行われています。
— 山田 悠史 | Yuji Yamada, MD (@YujiY0402) October 5, 2025
電車の車両の上に乗り動画撮影を行うのです。アテンションエコノミーの負の産物の一つ。今や駅構内のポスターもこの啓発で溢れています。 https://t.co/Z4EK5Hpi8P pic.twitter.com/SO0NDxWC6U
去年撮影された地下鉄サーフィンの映像
— やっさん (@yasan_22) October 5, 2025
視聴回数稼ぐためにこんなことするのか... https://t.co/SFlB0lpd5l
ここNYの地下鉄サーフィンSubway Surfingは、地下鉄のなかでも途中で地上に出るタイプのものに乗るティーンが多いです。… https://t.co/YbkqbM9DIO pic.twitter.com/Ky7W2VTfsj
— Mimi Yamazaki (@positivenumber1) October 5, 2025
そもそも「地下鉄サーフィン」とは、その名の通り、走行中の地下鉄の屋根にサーフィンのように乗るという、正気の沙汰とは思えない超危険な行為だ。
なぜこんな馬鹿げたことをするのか?
その目的はただ一つ、「SNSでの注目」だ。
TikTokやインスタグラムのリール動画で、この危険な行為を撮影・投稿し、「いいね」や再生回数を稼ぐことが若者の間で一種のステータスになっているという。スリルと承認欲求が、若者たちを死へと誘う悪魔の遊びと化しているのだ。
深刻化する被害… 死者は後を絶たず
今回の事件は決して他人事ではない。ニューヨーク市では同様の事故が後を絶たず、その被害は深刻化の一途をたどっている。
| 期間 | 地下鉄サーフィンによる死者数 | 主な被害者層 |
|---|---|---|
| 2022年 | 多数(合計で16人に) | 10代の若者中心 |
| 2023年 | 少なくとも今回の2人を含む | 10代の若者中心 |
見ての通り、2022年以降だけで死者は16人に上る。市当局も「乗るのは車内に、生きるのは外で」といったスローガンで啓発キャンペーンを展開しているが、SNSの流行の前では効果は限定的だ。まさにイタチごっこ状態なのである。
このニュースに対するネットの反応
「ダーウィン賞おめでとう」
「自業自得。同情の余地なし」
「いいねのためなら命も捨てる時代か…怖すぎる」
「親は何してたんだよ。子供のSNSくらいチェックしとけ」
「15歳はあまりにも若すぎる…悲しいニュースだ」
「Z世代の承認欲求はマジで異常」
「TikTokはこういう危険なチャレンジ動画を今すぐ規制しろよ」
「撮影してたヤツも同罪だろ」
「ニューヨークだけの問題じゃない。日本でもいつか起きるぞ」
まとめ
SNSの「いいね」や再生数のために、あまりにも大きな代償を払うことになった今回の事件。承認欲求が若者を危険な行為に駆り立て、命を奪っていく…。この負の連鎖を断ち切る方法はないのだろうか。
危険だと分かっていながらも、仲間からのプレッシャーやSNSでの注目を浴びたいという気持ちが勝ってしまうのかもしれない。これは決して遠い国の話ではなく、私たちの身近でも起こりうる問題だ。
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