「発達障害なんて、そもそも存在しません」
「ドラえもんのキャラと同じで、ただ個性なだけ」

もし、国政政党が公然とこんな主張をしていたとしたら、信じられますか? 🤯

医学的・科学的な知見を真っ向から否定し、多くの当事者やその家族が抱える困難を「ないもの」とするかのような発言が、今、ネット上で大問題となり、激しい批判の嵐を巻き起こしています。

問題となっているのは、参政党です。同党代表の神谷宗幣氏の著書などで「そもそも、発達障害など存在しません」と記載されていたことが発端となり、専門機関である日本自閉症協会が「まったく間違っています」と、極めて強い言葉で反論する事態にまで発展しているのです。

一体何が起きているのか、この問題のヤバさを徹底的に深掘りしていきます!

✅ 今回の騒動、何がヤバいのか?

今回の騒動のポイントを、まずはおさらいしておきましょう。

  • 参政党の主張: 「そもそも発達障害など存在しない」と書籍などで公言。 
  • 日本自閉症協会の反論: 「まったく間違っています」「根拠のない主張で私たち当事者や家族を苦しめないでください」と公式に声明を発表し、強く批判。
  • 広がる波紋: 医療関係者、研究者、他の当事者団体、そして多くのネットユーザーから「許しがたい」「無知すぎる」「当事者を冒涜している」と批判が殺到し、大炎上しています。

【本題】「発達障害は存在しない」は、なぜ大問題なのか?

さて、ここからが本題です。なぜ参政党のこの主張が、これほどまでに大きな批判を浴びているのでしょうか?

医学的・科学的根拠の完全無視

まず大前提として、「発達障害」は個人の感想や気分の問題ではなく、医学的に定義されたものです。

機関・法律定義・内容
WHO(世界保健機関)国際的な診断基準(ICD)において、精神および行動の障害として分類されています。 
米国精神医学会診断基準(DSM)があり、神経発達症(Neurodevelopmental disorders)として明確に定義されています。
日本の法律超党派の議員立法で成立した「発達障害者支援法」が存在し、法的に支援の対象となる障害として定められています。

このように、発達障害は「生まれつきの脳機能の偏り」によって生じるものであり、その特性によって日常生活や社会生活で様々な困難を抱えることがある、というのが世界の共通認識です。これを「存在しない」と言い切ることは、長年の研究や臨床の積み重ねをすべて否定するに等しい行為であり、専門家から見ればあり得ない主張なのです。

当事者と家族の苦しみを踏みにじる行為

発達障害のある人やその家族は、目に見えない障害ゆえの誤解や偏見、コミュニケーションの困難さ、感覚過敏など、日々様々な壁と向き合っています。

「努力が足りない」「わがままだ」「親の育て方が悪い」といった心ない言葉に傷つきながらも、診断を受けることで自分の特性を理解し、必要な支援につながり、自分らしい生き方を模索しています。

そこに「そもそも存在しない」という言葉を投げかけるのは、「あなたのその苦しみは気のせいだ」「支援を受ける必要などない」と言っているのと同じことです。これは、当事者たちの尊厳を深く傷つけ、孤立を深めさせる、あまりにも無責任で残酷な発言だと言えるでしょう。

このニュースへのネット上の反応

名無しさん@ネットの反応

これが本当に許し難い👹 基礎医学研究者として明確に否定します

名無しさん@ネットの反応

「発達障害は存在しない」って、じゃあ俺が今まで抱えてきたこの生きづらさは一体何なんだよ…?全部気のせいだって言いたいんか?

名無しさん@ネットの反応

参政党のこういう科学的根拠が全く存在しない主張をしては、反駁されると「攻撃されている」って言うの、カルト宗教が信者の信心強化に用いる手法と似てるやろ。

名無しさん@ネットの反応

「個性」って言葉で片づけるのは一番やっちゃいけないこと。必要な支援や配慮まで奪うことになる。無知って本当に罪深いわ。

名無しさん@ネットの反応

日本自閉症協会が「まったく間違っています」「断じて許す事は出来ません」って、ここまで強い言葉で声明出すのは相当なことやで。それだけこの発言がヤバいってこと。

名無しさん@ネットの反応

神谷代表は「内容にも誤りがあったので絶版としました」って言ってるけど、謝罪じゃなくて絶版で済ます問題ちゃうやろ。考え方そのものを撤回しないと意味ない。

名無しさん@ネットの反応

大々的に報道されるのが目的なのか?とも思うけど、それにしたって言って良いことと悪いことがある。人の尊厳に関わる問題で炎上商法は許されへん。

名無しさん@ネットの反応

適切な診断や治療、療育を受けられないと本人も家族も苦しむことになる。こういうデマは本当に命や人生に関わるから、政治家はマジで発言に責任持ってほしい。

<まとめ>問われるのは「科学への敬意」と「人としての想像力」

今回の騒動は、単なる「失言」では済まされない、根深い問題を浮き彫りにしました。

参政党は「個性なのだから、同じ教育をすれば問題ない」と主張しているようですが、これは例えば、目の見えない人に「みんなと同じ教科書で勉強しろ」と言っているようなものです。特性に応じた合理的配慮を否定し、結果的に教育の機会均等を奪うことにつながりかねません。

政治がやるべきことは、科学的根拠に基づかない言説で社会の混乱を招くことではなく、科学的な知見を尊重し、困難を抱える人々が安心して暮らせる社会の仕組みを作ることではないでしょうか。

たとえその本が絶版になったとしても、一度発信された「障害は存在しない」というメッセージが、どれだけ多くの当事者と家族を傷つけ、不安にさせたか。その想像力の欠如こそが、今回の問題の最も深刻な点だと言えるでしょう。

失われた信頼を取り戻すには、表面的な対応ではなく、誤りを明確に認め、科学と当事者への敬意を示す姿勢が不可欠です。


【参照ウェブサイト】