「大山鳴動して鼠一匹」は、事前の騒ぎが大きいにも関わらず、結果が取るに足らないことを表す日本のことわざです。読み方は「たいざんめいどうしてねずみいっぴき」です。
このことわざは、大きな山が大きな音を立てて揺れ動く様子から、何か大きな出来事が起こるのかと期待されるが、結果的には小さな鼠が一匹出てきただけだった、という状況を描いています。つまり、期待や予想が大きかったにも関わらず、結果がそれに比べて小さい、あるいは期待外れだったという状況を指します。
このことわざの由来は、古代ローマの詩人ホラティウスの言葉からきています。原文はラテン語で「Parturiunt montes, nascitur ridiculus mus.」とあり、これは「山々が産気づいて滑稽なハツカネズミが一匹産まれる」という意味です。
英語では、「The mountains have brought forth a mouse.」や「Much ado about nothing.」と表現されます。前者は直訳的な表現で、「山々が一匹の鼠を産んだ」という意味になります。後者はシェイクスピアの戯曲のタイトルでもあり、「大騒ぎして結局は何もなかった」という意味になります。
このことわざは、例えば次のような状況で使われます:
映画が大きな話題になっていて、みんなが期待していたが、実際に見たら全然面白くなかった。
急に連絡が取れなくなった友人が、実はただの寝坊だった。
大型台風が来ると言われていたが、結局被害もなく済んだ。
このままだと大山鳴動して鼠一匹ですね。検審に期待するしかないのかな。 https://t.co/6hCoUxVr3Z
— 津田大介 (@tsuda) January 13, 2024
結局、安倍派幹部の立件は見送り。。。酷い。大山鳴動して鼠一匹。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) January 13, 2024
なんだかなの政治資金事件 安倍派と二階派の会計責任者を在宅起訴で検討 安倍派幹部の立件は見送り NHK… pic.twitter.com/dvQeHMDPTB