映画「千と千尋の神隠し」において、千尋が川の神様から受け取った団子は「にがだんご」または「カタルシス(浄化)の団子」と呼ばれています。

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この団子は、体内にある「悪しき物」を体外に出して浄化する効力を持つとされています。にがだんごは、千尋が川の神様を清めたお礼として川の神様から渡されました。この団子は、千尋が後に直面する困難を乗り越えるための重要なアイテムとなりました。具体的には、カオナシが暴走したときや、ハクが龍となり暴れているときに、千尋がにがだんごを彼らに食べさせることで、彼らは体内の悪しき物を吐き出し、その後落ち着くことができました。

にがだんご自体は、緑色をしており、薬草でできた団子のような見た目をしています。千尋自身も一度にがだんごを食べてみましたが、非常に苦く、手足が痺れるほどでした。これは、にがだんごが「浄化」の効果を持つため、体内に悪しき物がない人が食べると、ただ苦いだけの団子となるからだと考えられます。