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今日のグーグルロゴ(Google Doodle)は、2022年の思い出を胸に、2023年の新たなスタートに期待する「大晦日」(おおみそか)を祝うものです。ロゴをクリックすると、2022年大晦日のページにジャンプします。英語版の解説には、
「花火を打ち上げる人も、来年の目標を立てる人も、2023年の素晴らしい出来事に乾杯しましょう!3...2...1...」
と添えられています。ちなみに、大晦日ページにあるクラッカーをクリックすると、紙吹雪が画面一面を覆います。無限に紙吹雪を放つので、お暇な方は一日中クリックするのもよいかも・・・!


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★大晦日(おおみそか)の意味や由来は?

⇒「晦日」(みそか)とは各月の最後の日を表します。よって、「大晦日」(おおみそか)とは12月の最後の日=『12月31日』を意味するのです。昔は大晦日になると、年神様をお迎えするために、徹夜をする慣習がありました。
「大晦日に眠ってしまった人は白髪になるぞ」
「大晦日に寝るとしわが増えてしまうぞ」
という言い伝えもありました。その風習が現在にも残り、大晦日には多くの人が徹夜をして、寺院や神社を詣でる初詣(はつもうで)をし、行く年を告げる鐘の音(除夜の鐘)を聞くというわけです!



<<大晦日を英語で説明しよう!>>(上の解説の英訳版)
 Misoka is the last day of each month and oumisoka means the last day of the twelfth month of the year, December 31st. 
 In old times it was customary for people to sit up all night on New Year's Eve to greet Toshigami-sama, the god of the year, at home. Tradition has it that those who fall asleep during New Year's Eve would have gray hair and wrinkled faces.
 Even today, on New Year's Eve, a great numbe of people sit up all night to pay a visit to temples and shrines or to listen to the sound of the bells ringing out the old year. And on this day, almost all bus and train services are available all through the night.

日本文化を英語で説明するといったらこの本!英語で説明する日本の文化【新装改訂版】

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★大晦日に年越しそばを食べる意味や由来は?

大晦日に年越しそばを食べる習慣は、江戸時代にさかのぼるといわれています。諸説がありますが、一番有力なのがこれ。【江戸時代、大晦日に行う大掃除で、金細工師達が仕事場に飛び散った金粉を、そばを練った団子で集め、火鉢で焼いて金粉を取ったと言われています。このことから、

そば=金を集める
と言われ、大晦日にそばを食べる習慣になったのです。ただし、今では
そば=細く長いもの
ということで、延命・長寿を願うために食べると言われています。】

年越しそば特集 

大晦日や除夜の鐘を英語で説明しよう! 

<<年越し蕎麦を英語で説明しよう!>>

「年越し」とは普通大晦日の夜、また蕎麦(そば)はそば粉の麺を意味します。よって、「年越し蕎麦」は大晦日の夜に食べる蕎麦のことです。一説によると、この日に蕎麦を食べる習慣は、江戸時代中期に商家で始まったといわれています。商家では奉公人が月末に帳簿を締めるのに忙しく、夕食を取れないため、夜遅くに蕎麦を食べたそうです。蕎麦は形が長くて細かいので、長寿を表すともいわれています。また、大晦日に蕎麦を食べ残すと、その日は翌年の小遣いが足りなくなるという言い伝えもあります。
 Toshikoshi usually means New Year's Eve and soba, buckwheat noodles, so toshikoshi-soba is the buckwheat noodles people eat on New Year's Eve.
  Some say that the custom of eating buckweat noodles on this day originated in merchant households in the middle of the Edo Era, where employees were so concentrated on closing the books at the end of the month, that they missed their dinner and ate buckwheat noodles late at night.
  It is said that as the noodles are long and thin in shape, they signify longevity. Also, tradition has it that if someone leaves the buckwheat noodles unfinished on New Year's Eve, he or she will not be able to afford even small expenses for the next year!

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★除夜の鐘の意味は?英語で説明すると?

通訳案内士試験のバイブル「日本的事象300選」には除夜の鐘は次のように説明されています!

Joya-no-Kane are the 108 chimes of the temple bell which are sounded at midnight on New Year's Eve. The sound of the bell rings out the old year and rings in the new year. It is also supposed to release people from the 108 worldly sons.「除夜の鐘は、大晦日の夜12時につかれる108つの寺の鐘である。除夜の鐘とともに旧年は去り、新年が迎えられる。除夜の鐘は、また108つの煩悩から人を解き放つとされている。」



おなじみ、知恩院の除夜の鐘!2022年もLIVE配信あり!


★シルヴェスターの日とは?

さて、【大晦日2022】の右に表示されるウィキペディアを開くと、世界の年越しイベント情報と共に、
年越し(としこし)は1年の最後の日、グレゴリオ暦で12月31日であり、多くの地域ではシルヴェスターの日と呼ぶ。
と書かれてあります。シルヴェスターとは、ローマ教皇シルウェステル1世のことを指すようです!
シルウェステル1世(Papa Silvester / Sylvester I、? - 335年12月31日)は、ローマ教皇(在位: 314年1月31日 - 335年12月31日)。在位期間は21年11か月1日で、歴代教皇の中で8番目に長い在位期間をもつ。カトリック教会と正教会で聖人。カトリック教会での記念日は12月31日であるため西ヨーロッパでは12月31日を「シルヴェスター」等と呼称する地域もある。
とあります。カトリック教会の話ですね!ちなみに、英語で大晦日は

New Year's Eve

と呼びます。





【参考リンク】

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