2015年もあとわずか。この時期、スラング&口語表現を研究している私が密かに楽しみにしているのが、アメリカのマリスト大学から毎年発表される

 Most annoying word or phrase used in casual conversation
「日常会話で最もいらつく英単語・フレーズ」

リストです ここ6年間は"whatever"という表現が1位になっていますが、2015年はどんな結果になっているのでしょうか?さっそくのぞいてみましょう!!

1位・・・Whatever! 「別に!」「どうってことないさ!」「で?」(7年連続首位!)

→相手が尋ねたことに「別に~」と返したり、「知ったこっちゃねぇよ!」と無関心を装ったり、「くだらないなぁ!」「で?」と少しムカッときたときに使える表現です!発音は「ワッタエヴァー」なんとこれで七年連続の受賞です

2位・・・No offense, but 「悪気はないんだけど・・・(でも)」「気を悪くしないでね」「悪いけど・・・」

→これから少し相手がイラッとするかもしれないことを言うときに、「悪気はないんだけど~だよね・・・」のような形でいわば予防線を張るときに使える表現です。ちなみに、これを言われた相手が、「気にしてないよ」と言いたいときには、
"None taken."(そのようには取らないよ)
と言うことができます。

【関連語】"No hard feelings."

3位・・・like 「てゆ~か」「てか」 「とか」「なんか」 
→likeは「好きだ」という意味だけではありません!

I'm like happy for no reason.「理由はないけどなんかハッピーなの」

のような形でも使えます。また、"Like seriously"(てゆうかマジで)という表現も頻出なのであわせて覚えておきましょう!


4位・・・No worries. 「どういたしまして」「心配ないよ」「OK!/No problem!」

→オーストラリアでは、この言葉を聞かない日がないというほど、よく使われるフレーズです。
アメリカでは、基本的に"Don't worry (about it)."「心配しないで」という意味で使われますが、オーストラリアでは、"Thank you!"「ありがとう!」と言われたら、"No worries!"「どういたしまして。」、"Will you open the window?"「窓を開けてくれない?」と言われたら、"No worries!"「OK!」のように、様々なシチュエーションで使うことができます。

【チップ】「ドンマイ!」は言わない!
日本人が使う"Don't mind."「気にしないで」は外国では使いません。外国では
"Don't worry about it."
"Never mind."
を使います。SNSでは、NVM (NeVer Mind)がよく使われています!


5位・・・huge 「オニ~」「メチャクチャいい/悪い」


→何かが半端なく(オニ)すごいときに使える表現です。善悪両方の意味で使うことができます。

マリスト大学の2015年調査結果サイトをチェックする!(英)

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