第108回全国高校野球選手権大会で、史上初めて5人の女性審判が起用されました。
その中で神奈川県の岩男香澄さん(33)をはじめとする女性審判の判定に、疑問の声が相次いでいます。
特に動画で広がったプレーでは、走者がセーフに見えるタイミングでアウトが宣告され、「視線がずれている」「タイミングを取れていない」との指摘が殺到しました。
性別ではなく審判としての技術を求める意見が大半を占める一方、選考のあり方への疑問も交じり、甲子園の新たな挑戦が浮き彫りになっています。
史上初の女性審判起用とその背景
今大会では岩男香澄さん(神奈川)、佐藤加奈さん(埼玉)、松本京子さん(佐賀)、森田真紀さん(埼玉)、和田佳奈さん(栃木)の5人が審判委員として選ばれました。
岩男さんは横浜市内の病院で看護師を続けながら、父・昇治さんとともに審判技術を磨いてきました。女子野球の選手時代には全国制覇も経験し、「甲子園は憧れだった」と語っていた一人です。
日本高野連は多様な人材の活躍と審判不足への対応を目的に、性別にとらわれない登用を決めました。開幕試合では森田さんが二塁塁審を務め、歴史的な第一歩を踏み出しています。
物議を醸した判定の詳細
特に注目を集めたのは、走者がベースから離れているように見え、捕球も完全ではないタイミングでのアウト宣告です。
動画では審判の視線や体勢の遅れが指摘され、「タイミングを見ることに集中しすぎている」「コールした瞬間に仕事が終わったように見える」といった声が上がりました。
一部の試合では協議の末に訂正されたケースもありましたが、ファンからは「甲子園の舞台に立つにはまだ厳しいのではないか」との厳しい意見も出ています。
一方で「女性だからという理由で批判するのは違う」「プレッシャーは大きいはず。技術向上を求めよう」という冷静な声も少なくありません。
Xで広がる反応
この判定をめぐり、X上ではさまざまな意見が飛び交っています。以下に大きな反響を呼んだポストを紹介します。
さすがにこの判定はひどいな、、
— hima/野球/金融 (@hima_banktobank) August 7, 2026
女性審判やからどうこうではなくそもそもの審判のスキルを高めないとあかんな、、
#女性審判
#甲子園
有明VS立命館宇治
— もな太郎 (@monataro_monaka) August 7, 2026
足離れてるし完全捕球もしてない。
これがアウト判定。
このあと球審を中心に協議して訂正したので良かった。
女性初の甲子園派遣審判ということプレッシャーもあるだろう。頑張れ。
本当に申し訳ないんだけど、2塁審の女性の方、審判どうしてもやりたいかもだけど、1試合に何回もおかしな判定してるから、まだ甲子園での審判は厳しいんじゃないか?完全捕球してる判定には絶望した…
— ffg (@ffgbt1y) August 7, 2026
女性審判を見下すような態度は良くない。高校野球の男尊女卑の世界は変わらないのか。
— ナオオナ (@keou402201) August 7, 2026
女性審判はナイスジャッジで判定は変わらず。
ベースも離れてるしボールも落としてる この女性審判、タイミングを見ることに脳の全リソースを使い切ってるし、 アウトのコールした瞬間、自分の仕事終わってると思ってる
— 目頭 (@Awakend_Citizen) August 7, 2026
俺が甲子園で見た中でもトップクラスのクソ審判だったな この後に出てきた女性審判も2塁審してたけど、前に出てきた時に打球かわせるんか?て体型だった 無理やり女性をねじ込もうとしすぎて質が落ちてるのは誰が見てもわかるレベルだった
— 修 (@PaRmxsgS8guaQ3y) August 7, 2026
立命館宇治―有明の試合で、二塁の塁審を佐藤加奈さんが務めました。初日、第2日に続き、女性審判が甲子園大会で判定に携わるのは3人目。試合を終えて、佐藤さんは「自分のなかでは苦いデビュー戦になりました」と振り返りました。#夏の甲子園
— 毎日新聞高校野球 (@maikoukouyakyu) August 7, 2026
大会史上初めて、女性の審判委員が出場しました。開幕試合の仙台育英―札幌日大で、森田真紀さんが二塁の塁審を務めました。
— 山口史朗 (@shiro_yaiyai) August 6, 2026
一回、1死一塁でいきなりきわどいタイミングの判定。ワイルドピッチで二塁を狙った走者と捕手からの送球。クロスプレーになりましたが、しっかり見極め、力強くセーフのジャッジ。
「失敗してはいけない」女性審判が初めて甲子園デビュー 2児の母・森田真紀さん
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 5, 2026
甲子園のスコアボード表記も変化があり、これまで省略されていた外野の線審2人も表示されるようになりました。なお、開幕試合の二塁塁審を務めた森田真紀さんは、甲子園史上初めての女性審判となりました。
— THP☆高校野球・甲子園 (@thp_koshien) August 5, 2026
技術向上と多様性の両立を求めて
甲子園という大舞台で初めての挑戦を迎えた女性審判たち。批判の多くは性別そのものではなく、判定の正確性を求める声です。
岩男さんをはじめとする5人は、地方大会や講習会で経験を積み、看護師や教諭など本業を続けながら技術を磨いてきました。
今後は個々のスキルをさらに高め、性別を超えた信頼される審判として、甲子園の歴史に新たな一ページを刻んでいけるかどうかが問われています。

